maison de fanfare


写真家の姉と服飾雑貨制作の妹によるユニット         kayokonakamura.com    maisondefanfare@gmail.com
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渇いた風   秋のそら

その日は、教授と階上でお昼ごはんに蕎麦を食べていた

午前中の仕事が終わり、ちょっとお茶でもしますか?と誘って頂いたので、
階上にあるお蕎麦が有名な喫茶店に入った

教授とは、以前から父を通じて知り合う事が出来ていつも私の事を気にかけてくださっていた。

今年、ご子息がご結婚されるという事で写真撮影を頼まれて、とてもお世話になった。
それがとても素晴らしいご家族で、幸せだった。
撮影している時はまるで自分も家族になった気持ちになるので、羨ましいなあ~と、しみじみ自分の人生を振り返ってしまうのだった。

なんか、ここでは語り尽くせない心を揺さぶられる瞬間が有って、
次に誰かと飲む時にはこの話題を出して聞いて欲しいくらい、自分の大切な思い出になった撮影だった。


といういろんな思いがあり、しかも教授なので聞き上手で  蕎麦を食べながら  
私はいつもよりも饒舌にいろいろと話しを聞いてもらった。

教授はニコニコと私の話しを聞いてくれて、なんだか嬉しかった。


そして今度は、ぜひみんなで飲みに行きましょうねと約束して、さよならを伝えた。


教授はそのあと講義へ行き、私は街へ帰っていった。


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その何週間か後に、ちょっとお話しをしたい事があったので、お電話をした。


電話が終わったら、泣いてしまった。
嬉しかった、なんだかとても嬉しかった。
今まで、ずっと我慢というか無理をしていたことが、報われたように感じた。
嬉し泣きなんて、何年ぶりだろうか

今まで、そんな言葉をかけてくれる人はいなかったように思う。
すっと私のこころの詰まっているところに、手を差し伸べてもらったような安堵感があった




生きていて不思議なのは、思ってもいないような方に、ふ っと   こころを溶かしてもらうことがある

なにかの巡り合わせの様に、分かり合えるたり、助けてもらったりする時がある


なんだかとても不思議なのだが、それは年齢性別関係なく たまに起こる巡り合わせのふしぎだ


わたしはそういう時、きっと前世でもお知り合いだったんだろうなと  幸せな気持ちになるのだ。







kayoko nakamura
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by maisondefanfare | 2015-10-07 23:11 | 日々のこと | Comments(0)
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