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空白の時間と濃密な時間と私

先日、不覚にも高熱を出してしまった。
色々様々やらなければならない事があるのに、も〜〜〜!!
っと言って牛になりつつも、熱により身体が全然動かずに意識は朦朧としていてベットの中に私はいた。

疲労ではないのだが、10月のあまりにも八戸が寒く、長袖を3枚ぐらいしか持っていなかったので
風邪を引いたらしい。
節々が痛くて1人では歩けもしなかったため、家族に身体を支えてもらって、ようやく歩くような日が2日ぐらい続いた。
病院に行って処方薬を出してもらい、どうにか1日でうどんを1玉食べれるぐらいに進んだ。

けれども外出なんて全然出来なくて、ベットから半径3歩程度で出来る事を見つけ出し、
この間に私が勉強し研究したのは長谷川町子先生とさくらももこ先生の事だ。
過酷な時代をどのように女性として生き抜いてきたかを、
自伝を読んで勉強して過ごしていた。

この時期の風邪は本当にきつく、東京に帰ってきてからもまた寝込んでしまい、11月下頃にようやく治ったみたいなもんだった。
その期間の中にいつもいつもベットの中で、こんな事が書きたい。こんなテーマで書きたい。など
泉のようにもりもりと文章を書きたい欲にかられていたのだが、11月からは東京の展示準備で忙殺されて今日に至ってしまった。

時間はあっという間に、過ぎてしまう。
どういう事だろう、、。大切に過ごしている様に思っていても、無駄な時間が多い様に強く感じる。

私はよく、誕生日を迎えた人にインタビューするようにしている。

60歳の誕生日を迎えた本人にインタビューすると、60歳はもっと大人でもっと素晴らしいかと思っていたら
そうでもなくて、自分の根本はあんまり変わってないんじゃないか?!っと思います。

みたいな事を聞く。

これはたぶん誰にも当てはまり、常に想像の自分と現実の自分に時差が生まれギャップに、少し残念な気持ちに
なってしまったりする。

では、自分の1日の過ごし方をデータ化させて無駄な時間を洗って効率化し、英会話でも勉強したら
4年後のオリンピック時には家族ぐらいには胸を張って、海外のお客様をおもてなしさえ出来そうな気もする。


ここで、ふと自分を振り返ってみる。
無駄にこそ、自分自身が感じる美徳があるのではないかと。
いいのだ。
あまり無理せず、自分は自分でいいのだ。
無理すると病気になったり、イライラしたりするしで、いいことない。


長谷川町子先生もさくらももこ先生も、まわりと比べず、目の前の事をきちんと積み重ねたから、今があるのだろう。

10月の八戸の展示会から様々な楽しい愉快な人生楽しいなあとしみじみ感じる事がたくさんあった。
こちらは、また改めていろいろ書いていこうと思う。

空白の時間と濃密な時間と私_e0230987_17314972.jpg





maison de fanfare
中村佳代子
by maisondefanfare | 2016-12-13 17:36 | 展示

メゾンドファンファーレ。朝、目覚めた時。あなたにふわっといいことが起きる予感がする言葉を書いていきます。そしていい予感がするようなものづくりを目指しています。


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