ハイジとカオナシ
2021年 03月 11日
今日で2011年に起きた東日本大震災から10年が経ちます。
10年前の3月11日は、青森県八戸市の【はっち】の館内にいました。
はっちが開館してちょうど一か月がたち、その館内にあるmaison de fanfareも開業して一か月が経った日のことでした。
強い大きな揺れを感じて、机の下に隠れ、一旦家に帰ろうとして外に出たら街中が停電していました。
もちろん信号にも電気がついていないので、道路は家に帰りたい人の列で大渋滞。
譲り合いの精神でなんとか帰路につくことができました。
その後2,3日停電が続き、やっとテレビの電源がついた時に、大惨事になっている様子を知ったのでした。今でも、何度も流れる津波の様子に心が締め付けられます。
10年経った今も避難している方がいて、大切な人を探している方もいらっしゃると思います。
日常の中で、少しでも良いから、笑顔を取り戻せる瞬間がありますように。
見えないものとずっと闘っている心が折れてしまわないように、どうか自分を大切にして過ごしてください。
そんな今日は、親戚の方と会う予定がありました。
その方とは直接血のつながりはないものの、ご縁がずーっと続いていて、いつも親切にしてくださいます。
近年よく耳にする【豊かさ】というキーワードですが、この方にお会いすると毎度その言葉を思い出します。
時間や自然を慈しみ、ユーモアを忘れず、いつも品が良い言葉を選ぶ。
そして心の中に少女のような可憐さと、元気いっぱいのワイルドさを同居させている、素敵なひとです。
今日は特別に用事があり、その方の育った街を訪ねました。
幼少期の思い出を伺って、いま天国にいるご両親はどのようにこの方を育てたのだろう...、と思いを馳せました。
生家のお庭に、クリスマスローズや水仙が咲いていました。
太陽の光をたっぷり浴びて育つ野花を心にいつも咲かせていたいなぁ、と思います。
そんな私ですが、昨日は洋裁学校で初の生徒を引率して出かける仕事があり、あわあわしたり、気を張ったり、とても疲れました。
千と千尋のカオナシ状態です。
心の中は時々カオナシ、時々ハイジ。
つれづれと今日も生きてます。
服飾雑貨店
masion de fanfare
中村 泰栄
現在、メゾンドファンファーレは移転作業中のため休業をいただいております。
よりゆったりとした空間で、心身ともにリフレッシュしていただけるサロンをオープンする予定です。
休業の間、何かとご不便をおかけしますが今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
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